当教室に関心を持たれた方へ

名古屋市立の大学・大学病院として、
市民に愛され、誇りを持って医療に従事する
医療スタッフの育成を目指します。
名古屋市立大学病院救急科
名古屋市立大学医学部附属東部医療センター救急科
名古屋市立大学大学院医学研究科 救命救急医療学
松嶋 麻子 Asako Matsushima
1.救急医療の拠点として
名古屋市の救急医療の拠点として、24時間365日、質の高い救急医療を行います。救命救急センターとして、生命に関わる重症患者さんの受け入れと診療を行うことが主な使命ですが、近隣住民の方々や名市大病院にかかりつけの患者さんでは、重症・軽症を問わず救急の受け入れ、対応を行っています。全科当直の大学病院として、地域の診療所・病院から重症または複雑な疾病・外傷を病院全体で受け入れる体制を整えており、地域救急医療の拠点として皆様の身近で頼られる大学病院を目指しています。
2.災害拠点病院として
名市大病院は愛知県の災害拠点病院です。南海トラフ大地震では、名古屋市の南部が広範囲に津波の被害を受けることが予想されています。その状況では、名市大病院が名古屋市南部の医療を引き受ける拠点となるため、平時より、災害時を予測した訓練や想定を始めています。災害医療は救急から慢性期の生活・心のケアまで幅広い分野であり、行政とともにその人材育成も行います。
3.救急隊教育の拠点として
名市大病院ではこれまでも名古屋市消防局の依頼に基づき、救急救命士の育成、教育に関わってきました。救急医療の拠点として、病院内の救急医療を充実させることは、同時に病院前の救急隊教育の充実にもつながります。今後は、災害時の対応も含めて、名古屋市消防局とともに、現場のニーズを捉えてon the job、off the jobの救急隊教育やトレーニングを続けて参ります。
4.救急医療教育の拠点として
名市大の救命救急センターでは、救急を専門とする医療者以外で一定期間、救急医療を学びたいと思っている方々を受入れます。例えば、将来は開業を考えているがその時に困らないように、転勤先で救急外来の当直をやることになったが一人当直は不安、ショックや呼吸不全などの救急患者に対応できるようになりたい、しばらく基礎研究に従事したいが臨床の現場から完全に離れるのは不安、さらに子育てや家庭の事情で医療現場を離れていたが復職したい、などなど、目的やライフスタイルに応じて半年から1年を指導医とともに救命救急センターの診療に従事して、短期間で効率的に軽症から重症の救急患者の診療を習得して頂くことを目標としています。
名市大病院では「学び直し講座 」として、子育てなどで医療現場を離れていた方々の復職を支援するプログラムを開催していますが、それとともに、地域に開かれた救急医療教育の拠点として、名市大病院の救命救急センターは存在します。
5.専門医研修プログラム
研修の特徴
研修を希望される先生の考えと要望を伺い、個別に対応致します。
時代と社会のニーズに柔軟に対応するため、既存の概念にとらわれず、自由な発想や志で市民に貢献して頂ける方を歓迎致します。「救急医への路」もご覧下さい。
見学をご希望の方へ
名古屋市立大学病院救急科へ見学をご希望の方は、名古屋市立大学教育研究課までお問い合わせください。
- 医学・病院管理部教育研究課(医学部研究棟1階)
- 電話:052-853-8545(直通)
受付時間:午前8時30分~午後5時(土日・祝日・年末年始を除く)